概要
一般用電気工作物に関する電気工事を行うための資格。これを取得するとコンセントの数を増やしたり、電灯の受け口を任意の形式に交換する事ができたりする。
ちなみに、第一種電気工事士は試験に受かったとしても、実務経験が無いと免許状が下りないので、まずは二種から挑戦しましょう。
試験について
筆記試験と技能試験がある。最初に筆記試験を受け、合格すると技能試験に進める。技能試験に合格すると電気工事士の資格を得ることができる。電験に受かっていると筆記が免除になったり、色々な免除がある。受験のために金がとてもかかる。
筆記試験
- 筆記はマークシート形式
- 全50問
- 過去問の使い回しが殆ど
- 6割で合格
- 制限時間60分、途中退室は30分から
技能試験
- 13題の中から1問が出る
- 工具は自分で買って持ち込む
- 作った作品に欠陥事項が存在すると一発で落ちる
- 欠陥が無ければ汚い施工でも受かる
- 制限時間40分、途中退室無し
免除
- 電験に受かっていると筆記は免除される
- 筆記合格、技能不合格だった場合、次期試験でのみ筆記免除。次の次の試験では筆記を受け直さないとだめ。
筆記試験
簡単です。過去問から問題が出題されるからです。理解を捨てて過去問を覚え続ければ自動的に合格します。
使った参考書はtoolboxのやつ。内容が噛み砕かれていて非常にわかりやすかった。電験三種の対策も極一部分的にできる気がします。力率改善の問題対策や法規のイメージなどに使えそう。
テキストを一周読んだら付属の問題集を全て暗記及び理解すれば合格点に届くはずです。
単線図の所は極めて重要で、技能試験では知って当然の事として出るので、頑張って対策しましょう。
技能試験
電気技術センターのHPに出される問題の例が提示されれいる。
過去問でより具体的な問題が見れる。
一つ前の年度、試験実施期の問題を見ながら解いていけばそれらのうちから一つ本試験で出題される。
また、欠陥事項については公式がpdfでまとめている。
これらと参考書があれば合格できると思います。
実際に受験してみる
- 筆記試験
まずは筆記から勉強していきます。toolboxの参考書は絵が沢山あって分かりやすいです。
tool boxのすぃ~っと合格シリーズ
最初に参考書をざーっと読み、1-2日で終わらせます。読むのに飽きたら付属している問題集を片っ端から解いていきます。毎日解いて、何周もすれば暗記できます。
付属の問題と参考書を読んでから過去問を解きました。すでに3日前とかだったので急いで3年分ぐらい解き、終了
- 技能試験
電子工作など工作経験があると少し有利です。逆に技能試験をやると正しい工具の使い方が身につくので電子工作も上手く出来るようになります。(多分)
参考書はツールボックスのやつを使い、13問の予想問題で使う材料が個別に入ったものとHOZANの電工道具セットを買って片っ端から問題を作っていく。
tool boxのすぃ~っと合格シリーズ
工具一式は次のようなセットを買うと楽です。
技能試験対策用の部材もセットが売られているので買いましょう。小分けにされたものの方がやりやすいと感じます。
一週間に2-3個ずつ作り、慣れると簡単にできるようになった。はじめはYoutubeの電工の動画を見て、各単位作業などをどうやればいいのかを覚えました。コンセントの連用取付枠とか初見では付け方がわからなくて苦労しました。輪作りもよくわからなかった。
動画を見る、手を動かして作る、参考書で確認、また作る・・・を繰り返していけば受かるはずです。可能であれば電工に受かっている人や知識のある人に一度だけでもいいので作品をみてもらうと安心です。
自分が欠陥だと思っていないところが欠陥だったりします。公式の欠陥事項については必ず目を通しておくべきです。
結果
- 筆記は70点
- 技能も受かった
筆記は寝不足でミスが多発しました。危ない。
技能はNo.5が出題され、途中で混乱してVVFケーブルが足りないのでは?と思ってしまったり、差し込みコネクタの欠陥を忘れたりして焦りましたが、丁寧に施工することを意識して突破しました。終了5分前ぐらいに完成して非常に焦った。