仕様
コンテスト用にフルサイズDPを作ります。DPはアンテナの基本中の基本なので、勉強になりそうです。
材料
- BU-50 ×1
- 絶縁碍子 ×2
- サガ電子工業のAW-3.5 42mと余っていたもの。片側エレメント長さ22.5 m程度になるように切り出す。
このワイヤーを使ったが、流通が少ないので他の適当なワイヤに切り替える必要がある。フジ無線で買おうと思ったが、店員さん曰く生産が止まった?らしく今後はオヤイデあたりでアンテナ線を買うことになりそうです。おすすめの代替品を教えて貰ったが、忘れてしまった。
3.5MHzのデータ
- 波長 85.7m
- 1/2波長 42.85m
- 片側エレメント長 21.4m
- CW 3.510 ~3.530MHz
- AM/SSB 3.535~3.570MHz
目標の周波数はJARL4大コンテストの規約に合わせます。
作る
片側のエレメント長を22.5mで作ります。理想的なアンテナの長さよりも長く取ることが大切です。
バランに説明書が付属していたので、見ながら作ります。以下の画像の寸法そのままで作ります。
結束バンドを使ってバラン-ワイヤの固定部分を作り、ワイヤ-碍子の末端処理は適当に処理します。
BU-50に入っていた圧着端子を取り付けて終わり。
これでアンテナ自体は完成です。次は実際に張って調節をします。
調整
とりあえず貼ってみたら最下点が3.3mhz程度で1.2-1.3位に落ちた。調節のために、アンテナの長さを短くして最下点を高い周波数へずらします。
碍子にワイヤ(アンテナ線)を結んでいるので、結びをほどいて編みこみ部分の長さを変えます。
編み込み、折返しで調節するとswrの変化に限界があるようなので、60cmぐらい折返した所を切断した。最下点がさらに落ちた。
最後に同軸との位置関係を調節して良い値に合わせて完成した。同軸とDPのアンテナ線が並行になると静電結合が強まり、おかしなSWRになるかもしれません。
使ってみる
実際に貼って使ってみる。最下点3.519MHzでSWRが1.2ぐらい。電信は1.2でOKだが、電話は1.3ぐらい。これは許容範囲内です。QSOは作り直しの前よりも多くなりました。新しく作り変えた結果、うまく動作しているようなので良い感じです。跳ね返りの電力で無線機が息絶えることもありませんでした。
謎
- 左右対称にしない指向性がおかしくなる?
- 折り返すと最下点の周波数がずれるが、SWRはあまり落ちない(少し上がることも)
- 折返したところを切断するとSWRが落ちた
結局、折返しでアンテナ長をごまかすと、アンテナの特性が悪くなる事が分かりました。理論的にどうなっているのかがよく分からないのでモヤモヤします・・・